現在庫の無い物もほぼすべてのオリジナルポスターが取り寄せ可能となりました。 価格、納期等はご希望の年度を指定してお尋ね下さい
モナコグランプリポスターの話
1929年に始まったモナコグランプリは、最も由緒あるそして華やかな自動車レースである。 そしてその公式ポスターも、各国にコレクターのいる由緒正しきポスターなのである。 1929年の優勝車Bugatti 35Bが1930年のポスターに描かれて以来、大抵前年の優勝車がモチーフとなるという伝統もずっと受け継がれている。(例外の年もいくつかある。たとえば1999年のポスター。前年優勝者はマクラーレンのハッキネンだったが、モナコ公国建国50年記念とかで、国旗の赤白を意識してのポスターとなり、フェラーリもどきのCG合成車。) 初期の頃のポスターは大判のリトグラフで('30年代の物は約80X120cm前後)オリジナルは貴重なコレクターズアイテムとなっており、アメリカのオークションでは$6,000からの値がつく。 今は1930年から1957年までの中からリプロダクションも15種類でており、手軽な値段で購入可能である。 1963年からサイズも現在のサイズに小さくなり(約40X60cm前後)多量に印刷機で刷られるようになり、紙質や絵の深みはひどく落ちた。それでも60年代のポスターは人気があり、複製もあまり出ていない事から、オリジナルの価格は日本に入ってくると \ 400,000. 前後はする貴重品。 1989年からFIAの規定デザイン(F1の型の中に絵を入れ、参加国やプログラムを入れさせるという図案)を強要されるようになるが、不評の為1994年にその規定をはずす。 最近は某TV通販でも売られる位手軽に入手出来るだけの数が刷られるようになり、価値的には低いが、それでも毎年買い集めているファンも多い。